ガラスのオブジェはインテリアやアートとしてとても人気があります。 ガラスの美しさや独特の質感を活かした作品は透明感や光の反射を楽しめる一つ一つが魅惑的な輝きを持った特別な存在です。
2000年に米国「Art Glass Association International」の会員になったのを契機に、アメリカの著名なガラス工芸作家であり、特にキルンフォーミング(窯成形)技術で知られるPetra Kaiser氏に師事し、Kaiser Lee Boardという耐熱素材を使用したガラスオブジェの制作技法 を学びました。



Kaiser Lee Board を使用したオブジェ作品












日立市の花 “さくら”
私の住む日立市は、茨城県の北部に位置する美しい都市で、特に桜の名所として知られています。 毎年春になると市内の多くの場所で桜が満開となり、訪れる人々を楽しませてくれます。
特に有名なのは「日立さくらまつり」で、この祭りは毎年4月上旬に開催され「日本さくら名所100選」にも選ばれている「平和通り」や「かみね公園」などで美しい桜を見ることができます。
市の花に制定されている「さくら」の繊細かつ壮麗な美しさ、そして「源氏物語」の雅の世界は私の作品のメインテーマであり、これを題材として多くの作品を作ってきました。


















Worldwide Piece Marker Project (WPMP)
Worldwide Piece Marker Project は、アメリカの造形作家ティーテ・バッケロー氏の発案で、世界198カ国に1基ずつ世界平和の象徴としてステンレス製のマーカーを設置するプロジェクトで、日本では日立市が設置都市に選ばれ日立駅前広場に設置されました。 外観は高さ60センチの台にステンレス製の円柱が立ち、円柱の表面に「WORLD PEACE」と刻印されたコインが埋め込まれています。
この記念碑の前に、日立市の市の花である「さくら」をモチーフにしたガラスのオブジェを制作させて頂きました。



日立市の国際親善姉妹都市 ニュージーランド・タウランガ市
タウランガ市はニュージランドの北東部に位置する美しい海に面した町で、気候は一年中温暖でキウイフルーツやアボカド、柑橘系の果樹栽培が盛んです。 また、豊かな自然と美しい海岸線を持ち、国内でも有数のリゾート地です。
日立市とタウランガ市が国際親善姉妹都市を締結して20周年となったのを記念して、日立市から35名の親善訪問団がタウランガ市に派遣されました。 今回の訪問を記念してタウランガ市へ贈呈された「源氏物語 第39帖 夕霧」 をテーマにしたステンドグラスのパネルを制作させて頂きました。


